地方では難しい
小児科が不足しているという話を聞かない日はありません。少子高齢化が進んでしまったがために、どうしても個人経営の病院や小規模のクリニックが小児科を診療科とするのが難しい状況なのです。
しかし、小児科という診療科が全くなくなっているわけではありません。むしろ、総合病院などの大規模病院にそうした機能が移管してきているのです。
こうなってくると、大きな病院が少ない地方では小児科を利用するのが難しくなってしまいます。そしてそれは、小児科の看護師求人を求めている看護師にとってもうれしくない状況です。
ただ、小児科勤務というのは他の診療科に比べてかなりタフです。しかし、そのような状況であっても小児科は看護師の就職・転職先としては人気の高い職場です。
小児科求人の多くは転職エージェントがかかえており、その8割は非公開求人であると言われています。先にも触れた通り小児科は大変な仕事なので、ご自身が体力的にも精神的にもタフであることが絶対条件となるのですが、夜勤や残業、休日に関してある程度の希望がある場合はやはり転職エージェントを利用するほうが望ましいようです。
特に小児科では若い人が望まれます。大変な職場ではありますが、看護師が小児科勤務を経験しておくことは、将来的に大きな糧となるはずです。
小児科への就業を目指すのであれば、単に小児科という診療科を希望するだけでなく、総合病院なのか大学病院なのか、小児外科を希望するのかなど、自分が進みたい職場についての希望をきちんと落とし込みを行うことが重要です。
また、人気のある職場であるがゆえに買い手市場、つまり求人側の方が有利な状況になりますから、自分のことを客観的に見るためにも転職エージェントの利用は必須と言えるかもしれません。
募集が早期に打ち切られることも少なくないため、転職の際に小児科を希望する場合は何よりもスピードが重要になります。常に情報を得るためにアンテナを張り、良い求人があれば即行動するようにしなければ難しいでしょう。そういった意味でも転職エージェントは有用です。
転職エージェントを利用するのであれば、小児科に強いコネクションを持ったところを選ぶ必要があります。